家デートが楽しくなる!カップルで観たいおすすめ映画30選
疲れているからどこかへ遊びに行く気分ではない、あいにくの雨模様だから外に出たくない、そんな時にとても重宝するのがまったり家で映画を観るプランです。最近では映画見放題のサービスも普及し始め、映画がより身近なものになっていますが、普段はあまり映画を観ないというカップルにとっては、大量にある映画の中から一本を選ぶというのは至難の業です。
なので今回は、そんな時に役立つお家デートで観てほしいカップル向けの映画を紹介します。定番からマニアックな映画まで様々ピックアップしたので、是非参考にしてみてください。
おすすめ映画 ~ラブストーリー編~
P.S.アイラブユー
映画冒頭の夫婦喧嘩、その流れのままあっという間に夫は亡くなってしまい、観ている側はあまりの展開に唖然としてしまうかもしれません。ですが、そのあまりに早すぎる展開ゆえに、暗い雰囲気を引きずらずに映画の世界へ入り込むことができる作品です。
自分の死をいつまでも悲しみ続けるという妻の性格を良く理解している夫だからこそ、生前にたくさんの手紙を書き残し、妻が一人でも生きていけるようにと差し向けます。悲しい物語でありながらも、どこかハッピーで、押しつけがましい感動ポイントもなく、もちろん思わず笑ってしまうようなシーンも用意されているので、カップルで観てもしんみりしてしまうことは少ないでしょう。
有名な映画なので既にご覧になっている人も多いかもしれませんが、時間を置いてもう一度観ることで、自分の中の感情の変化を感じ取ることのできる、奥の深い作品です。妻のホリー役はアカデミー女優のヒラリー・スワンク、夫のジェリーはジェラルド・バトラーが演じています。
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P.S.アイラブユー
主演:ヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラー
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
公開:2007年
上映時間:126分
ホリデイ
ホリデイはストーリーそのものが面白い映画ですが、登場する役者も大物揃い。アマンダはキャメロン・ディアス、アイリスはケイト・ウィンスレットで、更にアマンダの相手役でアイリスの兄でもあるグレアムはジュード・ロウ、アイリスの相手役マイルズはジャック・ブラックと日本でもよく知られているハリウッドスターが名を連ねています。
ストーリーとしても、雪深い田舎での生活と常夏の都会での生活が交互に描かれているため、映画が退屈に感じられてしまう人でも飽きずに観続けることができ、多数のハリウッドスターがカメオ出演しているのも見どころの一つです。そのため、ストーリーを楽しみつつも、どこで登場するか分からない超有名人を二人で探すという、違った楽しみ方ができます。
もちろん、観終えた後はほっこりとした余韻に浸ることができる、良質のラブストーリーとなっているので、そういった面からみてもカップルにおすすめしたい映画です。
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ホリデイ
主演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット
監督:ナンシー・マイヤーズ
公開:2006年
上映時間:135分
メイド・イン・マンハッタン
歌手としても活躍するジェニファー・ロペス、そして悪役を演じさせたら右に出る者は少ないレイフ・ファインズがタッグを組んだ、現代のシンデレラストーリーです。少しご都合主義的な展開があることは認めないわけにはいきせんが、身分違いの恋や、ひたむきに頑張る女性の姿を描いた映画が好きという人にはおすすめの作品です。
一流ホテルという華やかな部分と、バックヤードの慌ただしく地味な部分という二面性が描かれることで、より身分の違いが如実に感じられるようになっています。どの登場人物も魅力的ではあるのですが、物語の鍵となる人物は、マリサの息子であるタイです。あまりにも良い子で、あまりにも健気なため、マリサやクリストファー以上に心が奪われるキャラクター。特に頭を使うようなストーリーではないので、あまり肩肘張らずに、カップルでも楽に観ることのできる映画でしょう。
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メイド・イン・マンハッタン
主演:ジェニファー・ロペス、レイフ・ファインズ
監督:メイド・イン・マンハッタン
公開:2002年
上映時間:105分
プリティ・ウーマン
プリティ・ウーマンは、映画『マイ・フェア・レディ』をモチーフにして作られた作品で、売春婦として家賃や食費を稼いでいた女性が、とあるお金持ちで頭の良い男性と出会い、教養と品格を与えられ、新たなことを学びながら素敵なレディとして成長していくという物語となっています。
こちらはラブストーリーとしても王道のストーリー展開で、主役のヴィヴィアンはジュリア・ロバーツが、実業家のエドワードはリチャード・ギアが演じている有名な映画ではありますが、1990年に公開された作品なので、若い人たちの中には観たことがないという人も多いはず。
ですが、昔の映画だと侮ってはいけません。今見ても古臭い感じは一切せず、違和感なく楽しむことができ、男女両側からストーリーが語られているので、カップルで観ても十分に楽しめる作品です。衣装にこだわりを感じさせる映画でもあるので、ファッションが好きな女性と一緒に観れば、より一層楽しめること間違いなしです。
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プリティ・ウーマン
主演:リチャード・ギア、ジュリア・ロバーツ
監督:ゲイリー・マーシャル
公開:1990年
上映時間:119
あなたは私のムコになる
この映画は女性が年上の歳の差カップルに一緒に観てほしい作品です。主人公のマーガレットは40歳、偽装結婚を迫られたアンドリューは28歳という、ちょうど一回りも年が離れている設定なので、より親近感を覚えることができるはず。しかも、こうした設定のラブストーリーはあまり多くはないので、新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。
もちろん、ストーリー的にもとても面白い仕上がりになっているので、どのような年代の人でも楽しめる映画であることは間違いありません。最初は疎み合っていた二人が、徐々に距離を縮めていく様子には、思わず胸がキュンとしてしまいます。アメリカのコンクリートジャングルとは対照的に、アラスカの自然豊かな情景は、画面を見ているだけでも心を癒してくれそうです。
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あなたは私のムコになる
主演:サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ
監督:アン・フレッチャー
公開:2009年
上映時間:108分
ラブ・アゲイン
スティーヴ・カレルやジュリアン・ムーア、ライアン・ゴズリングなど、実力のある俳優が一堂に会したとても豪華なこの映画は、どのような世代のカップルが見ても楽しめるロマンチックコメディです。二人だけの恋愛模様を坦々と見せられるのではなく、あらゆる人々のあらゆる関係が一本の映画の中で語られているので、観ていて飽きる暇もありません。
父親と母親、その息子とベビーシッター、バーで出会ったイケメンと身持ちの固い美女。一見するとバラバラかに思えた人間関係に関連性を見つけた瞬間が、この映画の最大の山場。それぞれの恋愛事情を楽しみつつ、ロマンチックさを感じさせてくれる描写もありながら、笑いあり、涙ありの展開が満載の、日本では知る人ぞ知る名作の一つです。
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ラブ・アゲイン
主演:スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング
監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
公開:2011年
上映時間:117分
妹の恋人
1993年に公開された妹の恋人は、小さな田舎町の中で起こる、兄妹とそれを取り巻く友人たちの物語です。妹の世話をしなければならず普通に恋愛をすることもできなかった兄は、ルーシーという名の一人の素敵な女性と出会います。ベニーとルーシーの大人な恋愛とは対照的に、ジューンとサムの関係性はどこか不器用で、可愛らしく、微笑ましさを感じることができます。
しかも、ただの恋愛映画としては終わらず、精神的な病が物語に深みを与えてくれているので、二度三度と観返したくなる作品です。この映画の見どころは、サムを演じる若かりしジョニー・デップ。非識字者という難しい役柄を演じながらも、いつも通りの個性的な演技を見せてくれています。
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妹の恋人
主演:ジョニー・デップ
監督:ジェレマイア・チェチック
公開:1993年
上映時間:99分
理想の彼氏
この理想の彼氏という映画も、女性が年上、男性が年下という、歳の差カップルを題材として用いている作品です。バツイチで二人の小さな子持ちという難しい立場の女性であるサンディを、日本でも有名なハリウッド女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じ、大卒でありながら定職にも就かずフリーターをしている青年をジャスティン・バーサが演じています。
理想の彼氏とは程遠い人物でありながらも、子供たちの世話を通してアラムの優しさに触れ、サンディは少しずつ心を許し、二人は付き合うようになるのですが、ある日それが現実的ではないのだということに気づかされ、二人は別々の道を歩み出すものの、物語はここでは終わりません。
一見アンハッピーエンドに思えるかもしれませんが、気になる人は是非お手に取って結末を確認してみてください。今、お互いに何らかの問題を抱えているカップルにこそ観てもらいたい映画です。
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理想の彼氏
主演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
監督:バート・フレインドリッチ
公開:2009年
上映時間:96分
最後の恋のはじめ方
恋愛コンシェルジュのアレックス役は日本でも人気のあるウィル・スミスが、サラという記者役をエヴァ・メンデスが演じています。この最後の恋のはじめ方という映画では、いかにして女性を口説き落とすかというポイントが多々紹介されているので、男性としては必見の作品といえるでしょう。
女性の場合は、他人に対して恋愛を指南しておきながらも、自分はことごとく失敗を繰り返してしまうアレックスを見れば、母性本能がくすぐられるかもしれません。
ストーリー的には、二組のカップルが失敗と成功を繰り返しながら進んでいくので、結末はどうなるのだろうとハラハラドキドキしながら観られる作品。恋愛は駆け引きよりも、自分の気持ちに素直になったもの勝ちだということを教えてくれる、とてもロマンチックな映画です。
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最後の恋のはじめ方
主演:ウィル・スミス、エヴァ・メンデス
監督:アンディ・テナント
公開:2005年
上映時間:118分
ニューイヤーズ・イブ
オムニバス形式の映画なので、最初はごちゃごちゃとした印象を感じるかもしれませんが、ストーリーが終盤に差しかかっていくにつれて、まったく無関係に思えていた人間関係などが一つずつ繋がっていくので、観ていてすっきりとした爽快感や痛快さを感じさせてくれます。
単調なストーリー展開だと眠くなるという人にぴったりですし、親愛や恋愛、家族愛などが語られているため、カップルで鑑賞する映画としてもおすすめです。また、ロバート・デ・ニーロやジョン・ボン・ジョヴィ、サラ・ジェシカ・パーカーなど、日本人でも知っているようなスターが数多く出演しているので、普段はあまり映画を観ないという人でも楽しむことができるはずです。
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ニューイヤーズ・イブ
主演:ハル・ベリー、ジェシカ・ビール
監督:ゲイリー・マーシャル
公開:2011年
上映時間:118分
プライドと偏見
小説『高慢と偏見』を映画化したプライドと偏見は、その世界観を一切穢すことなく、とても文学的に仕上げられた素晴らしい映画です。
18世紀のイギリスらしい堅苦しいしきたりや、現代とはまるで違う結婚に対する価値観なども描かれているのですが、いつの時代も変わらない男女の恋愛事情なども繊細に語られているので、まるで映画の中での出来事が自分のことのように感じられ、胸が締め付けられるように苦しくなります。
とても王道な恋愛映画なので、少し退屈に感じてしまう人もいるかもしれませんが、この映画は是非読書好きのカップルにおすすめしたい作品です。なお、主役のエリザベスはキーラ・ナイトレイ、その相手役のダーシーはマシュー・マクファディンが演じています。
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プライドと偏見
主演:キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン
監督:ジョー・ライト
公開:2005年
上映時間:127分
おすすめ映画 ~ミュージック編~
ラブソングができるまで
この映画は、偶然出会った一組の男女が一緒に一曲のラブソングを作り上げるまでの物語です。ラブストーリーの帝王とも呼ばれているヒュー・グラント、そして多くのラブコメ映画に出演しているドリュー・バリモアが共演を果たしたラブソングができるまでは、くすっと笑えるポイントもほろりと泣いてしまうポイントも用意されている名作です。
当初はビジネスパートナーとして曲作りをしていた二人ですが、お互いのことを少しずつ知るようになり、徐々に惹かれ合っていく様子は、見ていてキュンとしてしまうこと間違いなし。
途中で唖然としてしまうような設定や演出があるにはあるものの、ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの会話のやり取りがとにかく面白いですし、特に二人のデュエットシーンが最高に可愛らしいので、是非ともカップルで一度は観てもらいたい映画です。
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ラブソングができるまで
主演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア
監督:マーク・ローレンス
公開:2007年
上映時間:104分
ONCE ダブリンの街角で
この作品は低予算で制作され、当初はまるで知名度のない映画でした。それが口コミで話題になっていき、最終的にはアカデミー賞で歌曲賞を受賞しています。
主演のグレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァは、実際にミュージシャンとして活動しており、過去にはプライベートで交際していたこともありました。この映画が評価された後に数々のオファーが舞い込んできたそうですが、この作品以外で二人の演技を見ることはできません。
映画のストーリーはもちろんのこと、映画内で使用されているどの楽曲も素晴らしく、サウンドトラックはあのグラミー賞にもノミネートされました。約90分とさほど長い映画ではないので、普段から映画を観ることのない人でも楽しめる作品でしょう。
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ONCE ダブリンの街角で
主演:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ
監督:ジョン・カーニー
公開:2007年
上映時間:87分
奇跡のシンフォニー
チャーリーとチョコレート工場でお馴染み、フレディ・ハイモアが主演の奇跡のシンフォニーは、11歳の少年が自分の両親を見つけ出す物語であると同時に、その両親の恋愛物語でもあります。
過去と現在が絶妙に交じり合うストーリー構成で、映画の見せ方がとても上手いと感じさせてくれるこの作品は、両親の出会いと別れはもちろんのこと、再会の物語はとてもロマンチックなので、少年が両親を思うひたむきさに胸が熱くなること間違いなしの作品です。
映画内で使用されている音楽は、思わず鳥肌が立ってしまうほど素晴らしいものなので、音楽好きのカップルには特におすすめしたい作品です。クラシックとロックが融合したサウンドは必聴する価値があります。映画の終盤でオーケストラが演奏するラプソディーでは、感涙にむせぶこと請け合い。
日本でもその名の知られている、今は亡きロビン・ウィリアムズも曲者として出演しているので、知っている俳優が出ていないと不安な人にもおすすめできます。
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奇跡のシンフォニー
主演:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル
監督:カーステン・シェリダン
公開:2007年
上映時間:114分
ブルックリンの恋人たち
プラダを着た悪魔やレ・ミゼラブルでお馴染みのアン・ハサウェイが主演するブルックリンの恋人たちは、男女の七日間の恋を描いた物語です。ジェイムズ・フォレスター役のジョニー・フリンは実際にミュージシャンとしても活動しており、その歌声は折り紙付き。ジョニー・フリン以外にも多くのミュージシャンが出演しているので、上質な音楽を浴びるように聞くことができます。
甘く切ないラブストーリーものなので、何か劇的な展開が待ち受けているわけではありませんが、ひっそりと静かに流れていく時間を観ている側も一緒に味わえる作品なので、大人のカップルにおすすめしたい映画の一つです。ブルックリンの美しい街並みもそのまま映し出されているのも魅力的で、一度足を運んだことがある人なら、より一層映画の世界観を楽しむことができるでしょう。
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ブルックリンの恋人たち
主演:アン・ハサウェイ
監督: ケイト・バーカー=フロイランド
公開:2015年
上映時間:86分
おすすめ映画 ~ファンタジー編~
ペネロピ
クリスティーナ・リッチとジェームズ・マカヴォイが共演しているこの作品は、現代を舞台にしていながらも、そこに魔女の呪いというファンタジー要素を含ませた作品です。この映画で何よりも好感が持てるのは、主人公のペネロピが自分に掛けられた呪いを悲観していないこと。シリアスな雰囲気はほとんど感じさせない作品なので、暗い映画が苦手な人でも心配なく観ることが出来ます。
ペネロピの部屋のインテリアは、まるでおとぎ話の世界のように可愛らしく、着ている洋服もとてもおしゃれなので、彼女に薦めてあげる映画としては最適です。ストーリーもロマンチックで、カップルで観る映画としてもおすすめです。アカデミー主演女優賞を受賞しているリース・ウィザースプーンも、素敵な役柄で出演しているのでお見逃しなく。
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ペネロピ
主演:クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ
監督:マーク・パランスキー
公開:2008年
上映時間:101分
イルマーレ
日本でも人気の高い映画『スピード』でお馴染みの二人、サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが再び共演を果たした映画イルマーレは、同名の韓国映画のリメイク作品です。現実世界が舞台でありながらも、時空を超えた男女の恋愛模様を描いた作品は、手が届きそうで届かないもどかしさを感じさせてくれる、思わず胸がキュンとするラブストーリーです。
何通もの手紙をやり取りすることで縮まる二人の距離感、時間という大きな壁が立ちはだかり阻まれる二人の愛など、見どころは盛りだくさん。過去と未来が絶妙に交差し合っているので、いたるところに散りばめられた伏線が次々と回収されていく様子は、観ている側を飽きさせません。
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イルマーレ
主演:キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック
監督:アレハンドロ・アグレスティ
公開:2006年
上映時間:98分
トロイ
この映画はトロイア戦争やホメロスの叙事詩である、イーリアスをモチーフに制作された作品です。ブラッド・ピットやオーランド・ブルーム、エリック・バナなど、豪華ハリウッドスターたちが共演を果たしたことで話題を呼び、多くの映画ファンが劇場まで足を運びました。
基本的には戦争映画なのですが、同時に主人公の英雄アキレスとトロイの神アポロンに仕えている巫女ブリセイスの恋物語も描かれています。実際のトロイア戦争や叙事詩イーリアスとの相違点を多々指摘され、物議をかもした作品ではあるのですが、そうした問題に特にこだわりがない人であれば、十分に楽しむことのできる映画です。
ただ、繰り返すようですが、トロイは戦争映画なので、思わず目を覆いたくなるような描写も含まれています。特に女性はそういう映画を好まないことがあるので、こちらには注意が必要です。
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トロイ
主演:ブラッド・ピット、エリック・バナ
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
公開:2004年
上映時間:163分
ショコラ
イギリス人作家ジョアン・ハリスの同名小説を原作とした映画ショコラは、閉鎖的な村にやってきた親子が様々な障害を乗り越えながら、一部の理解ある人々と交流を持つようになり、少しずつその村の一員として認められていくまでの物語です。
よそ者を受け入れようとしない村人たちとの人間関係、宗教的な問題、ジプシーのたちの訪れなど、ところどころ考えさせられるような内容も含まれつつも、ヴィアンヌの恋人役であるジョニー・デップも登場しているので、彼女がファンなら是非とも一緒に観てほしい映画です。
作中に出てくるチョコレートはどれもおいしそうで、ついつい食べたくなってしまうこと請け合いなので、この映画を観る際にはあらかじめチョコレートを用意しておくことを忘れないようにしましょう。チョコレートの甘い香りが、映画の世界により深く入り込ませてくれるはずです。
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ショコラ
主演:ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ
監督:ラッセ・ハルストレム
公開:2000年
上映時間:121分
ラースと、その彼女
ラースはリアルドールのことを実際に生きている女性のように振る舞うため、周囲の人々は困惑しながらも、リアルドールの彼女を一人の人間の女性として扱い、町ぐるみでラースに話を合わせます。
映画のあらすじを読んだだけでは内容がよくわかりませんが、映画そのものを観てみると、心温まるハートウォーミングな内容で、しっかりとしたラブストーリーとしても成り立っています。また、アカデミー賞で脚本賞にノミネートされているので、素晴らしい映画であることはお墨付きです。一風変わった映画を観たいという時におすすめの一本でしょう。
なお、主演のラースを演じているのは、『きみに読む物語』でお馴染みのライアン・ゴズリング。ゴズリングのカメレオン俳優っぷりも一見の価値ありです。
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ラースと、その彼女
主演:ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー
監督:クレイグ・ガレスピー
公開:2007年
上映時間:106分
おすすめ映画 ~SF編~
タイムライン
タイムトリップといえばSF映画の王道ですが、このタイムラインという作品もその例に漏れず、イギリスとの百年戦争が行われている14世紀のフランスに、時空転移装置を使って向かいます。
この映画の場合は登場人物が考古学の教授と学生ということもあり、かなりの歴史知識はあるのですが、自分たちの知っている歴史とは違う点を発見したり、未来の伏線が過去で回収されたりと、展開はかなりめまぐるしく、手に汗握る内容です。
もちろん、カップル向けの恋愛要素も含まれており、特に生きる時代の違う二人の大恋愛はこの映画の一、二を争う見どころです。知名度が高い映画ではありませんが、ブレイク前のジェラルド・バトラーが出演しているので、彼の出演している映画のファンなら是非とも観ておきたい作品です。
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タイムライン
主演:ポール・ウォーカー、フランセス・オコナー
監督:リチャード・ドナー
公開:2003年
上映時間:117分
12モンキーズ
SF好きな人であれば一度は観たことがある映画かもしれません。設定としてはトンデモ系で、1995年公開作品ということもあり、若干のチープさは否めませんが、それさえも気にならなくさせるほど完成度の高い映画なので、是非ともSF好き以外の人たちにも観てもらいたい作品の一つです。
恋愛要素はとても薄い作品ではあるものの、女医のキャサリンとジェームズの徐々に変化していく関係性は、この映画の見どころと言えるでしょう。自分は未来からやって来たというジェームズを当初は妄想癖と一蹴していたキャサリンも、最終的にはジェームズを信じるようになり、力を貸してくれるようにもなります。
ブルース・ウィリスとブラッド・ピットが共演し、しかも、ブラッド・ピットはこの作品でゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞しています。彼らの演技もさることながら、衝撃的な結末を迎える映画そのものも大変面白いので、是非ともカップルで鑑賞してもらいたい作品です。
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12モンキーズ
主演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ
監督:テリー・ギリアム
公開:1995年
上映時間:130分
ウォーリー
ピクサーとディズニーが製作したウォーリーは、全編をフルCGで制作された映画です。終盤に差しかかるまで人間は出てこず、言語も必要最低限しか発せられませんが、ロボットたちの動きが本当に表情豊かなので、全く飽きることなく見続けることができます。もちろん、ロボット同士のロマンスもあり、それがあまりに可愛らしいので、女性ならばキュンとしてしまうこと間違いなしです。
ウォーリーは普段アニメーションを観ないという人にも、「これなら観られるかもしれないよ」と薦めることのできる作品です。ロボットもリアルすぎることがなく、それぞれに個性があって可愛いフォルムをしているので、SFが苦手な女性でも観ることができるでしょう。笑えるシーンから泣けるシーンまで用意されているので、最後まで飽きずに観賞することができるはずです。
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ウォーリー
主演:ベン・バート、エリサ・ナイト
監督:アンドリュー・スタントン
公開:2008年
上映時間:97分
おすすめ映画 ~ミュージカル編~
マイ・フェア・レディ
オードリー・ヘプバーンが主演するマイ・フェア・レディは、ブロードウェイで公演されていたミュージカルを映画化した作品です。オードリーの清楚なイメージをぶち壊すような登場シーンが印象的であるのと同時に、オードリー自身の美しい英語とは対照的な、訛のきつい、とても聞き取りにくい英語を投げやりに話す姿は、まるで別人が演じているのではないかと疑ってしまうほど。
花売りの女性が努力に努力を重ねて素敵な淑女に成長し、果ては自立した女性になっていく様子を描いたこの作品は、男女どちらでも同じように楽しめる映画で、イライザとヒギンズ教授の不器用な恋愛も、大きな見どころの一つでしょう。作中の楽曲もどれも素晴らしく、誰でも一度は耳にしたことがある有名な曲ばかりなので、どなたでも楽しむことができるはずです。
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マイ・フェア・レディ
主演:オードリー・ヘプバーン
監督:ジョージ・キューカー
公開:1964年
上映時間:170分
オペラ座の怪人
映画を観たことがない人でも、タイトルくらいは知っている方も多いはず。原作者はフランス人作家ガストン・ルルーですが、日本で有名なのはアンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカルで、今回紹介する映画は、そのミュージカルを映画化した作品と言っても過言ではありません。
楽曲はほぼミュージカルのままですが、一番の聞きどころはジェラルド・バトラーの歌声でしょう。オペラやミュージカルの歌い方とは少し違った、ロックテイストな歌声は情熱的で魅力的です。クリスティーヌを演じるエミー・ロッサムの素晴らしい透き通るような高音も必聴の価値あり。これまでミュージカルを観てこなかったカップルでも、最後まで楽しめる映画に仕上がっています。
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オペラ座の怪人
主演:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム
監督:ジョエル・シュマッカー
公開:2004年
上映時間:143分
ヘアスプレー
黒人の差別問題などを取り上げているので、ところどころヘビーな内容にはなっているのですが、マイ・フェア・レディやオペラ座の怪人に比べると、かなりポップな仕上がりになっており、全体的に暗くなりすぎることがないので、あまり気にせず観賞することができる映画です。
サタデー・ナイト・フィーバーやグリースで一躍有名となったジョン・トラボルタが女性の役として出演していたり、ハイスクール・ミュージカルのザック・エフロン、他にもクリストファー・ウォーケンやクイーン・ラティファなど、歌や演技の実力がある俳優たちがその名を連ねているので、安心してみることができる映画。もちろん、俳優を一人も知らなくても存分に楽しむことのできる作品なので、カップルで観るミュージカル映画にはおすすめの一作です。
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ヘアスプレー
主演:リッキー・レイク、ディヴァイン
監督:ジョン・ウォーターズ
公開:1988年
上映時間:92分
おすすめ映画 ~アニメ編~
魔法にかけられて
アニメに分類して良いのかどうか分かりませんが、このディズニー制作の魔法にかけられては、オープニングとエンディングはアニメーション、それ以外は実写で進められていく作品で、それと同時にミュージカル映画でもあり、おとぎの国からやって来た夢見る女の子ジゼルが現代社会に迷い込み、真実の愛を見つけ出すというストーリーになっています。
ディズニーの映画らしく胸がキュンとするようなロマンスがある傍ら、現代ニューヨークが舞台ということもあり、現実的な要素も含まれているので、ファンタジー過ぎる映画は敬遠しがちという人でも楽しく見られる作品。しかも、この映画にはディズニー映画やそれ以外の映画のパロディが数多く含まれているので、それを一つ一つ探していくのも面白いです。作中に現れる隠れミッキーを、カップルで探しながら映画を楽しむというのも良いのではないでしょうか。
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魔法にかけられて
主演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー
監督:ケヴィン・リマ
公開:2007年
上映時間:107分
ティム・バートンのコープスブライド
チャーリーとチョコレート工場、アリス・イン・ワンダーランドシリーズ、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの原作者としてお馴染みのティム・バートンの監督作品です。
上記と比べると知名度の低い作品ですが、ティム・バートンらしいダークな雰囲気の中にも、くすっと笑えるポイントやため息が漏れるようなロマンチックなポイントが散りばめられている、とても完成度の高いカップル向けの作品となっています。また、上映時間も76分と短めの映画なので、カップルでさくっと観ることができるのもおすすめの理由の一つです。
なお、作品にはティム・バートン映画にはお馴染みとなっている、ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターなどもしっかり声優として出演しています。
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ティム・バートンのコープスブライド
主演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター
監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン
公開:2005年
上映時間:76分
おおかみこどもの雨と雪
細田守監督のおおかみこどもの雨と雪は、数々のアニメーションの賞を受賞している作品です。夏になれば決まって地上波で放送されるサマーウォーズの監督作品と言えば、ピンとくる人も多いでしょう。他にも、時をかける少女やバケモノの子などを手掛けています。
映画のほぼ冒頭でニホンオオカミの彼(作中で男性の名前は出てこず彼と呼ばれています)が死んでしまい、観ている側も花と一緒に唖然とし、失意のどん底に突き落とされてしまいますが、おおかみこどもたちを抱える母親の花はたくましく、どうにかして生きていこうと頑張り続けます。
恋人同士のロマンスよりも母は強いという事実が前面に押し出されている作品ではありますが、カップルで観ても感慨深い思いにさせられる映画です。本来であれば、カップルで観る映画としておすすめすべきなのはサマーウォーズなのかもしれませんが、あちらの映画は既に多くの方が鑑賞されていると予想されるので、あえてこの映画を推させていただきました。
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おおかみこどもの雨と雪
主演:宮崎あおい、大沢たかお
監督:細田守
公開:2012年
上映時間:117分
言の葉の庭
日本で大ヒットしている『君の名は。』の新海誠の監督作品で、とにかくその映像美が観る者の心を奪う名作中の名作です。雨にウェイトを置いた作品で、作中ではほぼずっと雨が降り続いているのですが、作中では雨にまつわる万葉集の美しい短歌も取り上げられており、子供に向けた映画というよりは、大人が観て楽しむための映画という雰囲気になっています。
上映時間は46分と至って短いながらも、とても濃密な一時を味わうことができますし、胸がきゅっと締めつけられるような切なさを感じられるので、荒んだ心を癒してくれること間違いなしです。
なお、作中に登場する庭園は新宿御苑をモデルにしているので、近場にお住いの場合は、この映画を観終えた後にカップルで散歩に行くと、より一層映画の世界観を感じることができるはずです。
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言の葉の庭
主演:入野自由、花澤香菜
監督:新海誠
公開:2013年
上映時間:46分
最後に
誰もが耳にしたことのある有名な映画から、少しマイナーな映画まで取り揃えてありますが、絶対に外れを引きたくなければ、やはり有名なタイトルの中から作品を選ぶ方がいいでしょう。
ですが、知名度が低い映画でも、自分が好きな俳優の出演している作品を選ぶことで、その映画に対する興味を持つことができるはず。知らない映画だからと観るのをやめるのではなく、好きな俳優が出演しているから、タイトルに興味が惹かれたからという些細な理由でも構わないので、是非とも新しい映画に挑戦してみてください。